段取り八分、仕事二分
久しぶりのブログ更新になります。
ついこの間までTシャツで過ごしていたと思ったら、最近では上着がないと肌寒く感じるほど一気に気温が下がってきました。
長かった夏も終わりですが、振り返れば今年もたくさんのお客様に宿泊していただきました。
土の環として宿泊業をはじめて3年になります。
最近あらためて実感したことがあります。
何事にも共通していることかもしれませんが、私達の生業にとって準備が一番大切だということです。
「段取り八分、仕事二分」という言葉があります。
これを宿泊業に当てはめると、お客様のお見送りからお迎えまで間の段取り(清掃と準備)にサービスの八割がつまっているということになります。
長い目で見たら、これまで続けて来たリノベーションや、庭づくり、畑づくりも全部含めて、五感で味わっていただいているとも言えるわけです。
この土地に移り住み、自分たちが手入れして8年になります。
となると、今お客様に味わっていただいている場は、8年の熟成ものというこです。
古民家はさらに100年以上経過した超熟成です。
結果をすぐに求められる現代からすると、全くもって逆行したやり方ですが、そこがお客様にとっては良い居心地につながるのではないかと感じています。
そんな事を思った今日も、これから秋冬の土の環の楽しさをお届けできるように、せっせと準備に励みたいと思います。