楽しくご飯を囲む会

楽しくご飯を囲む会

去年の台風からもうすぐ半年、たくさんの人に支えられ、ようやく人が集まる場として落ち着きを取り戻すことが出来ました。

台風のあとで長期の停電を経験し、「食べる」という当たり前のことの奥深さを考える日々が続いていました。当たり前過ぎて忘れているけど、暮らしってそもそも衣食住が基本というか、そのためにすることが大半を占めているんだと思うんです。その中でも「食べる」の比重はかなり重いと思う。現代はそうでもないけど、昔は日常のほとんどの時間を食べるにつながることに費やしていたはず。農に触れるとそれがよくわかります。

我が家では四季折々に畑で野菜を育ていています。これも当たり前だけど食べるためにしていること。時には収穫した野菜や果物を加工して保存しながら味の変化を楽しんでます。天気が良い日は火を焚いてかまどでお米を炊いたりしてます。かまど炊きのお米ってほんのり薪の薫りがするんです。最近の炊飯器はとても美味しく炊けるけれど、薫りづけの機能までは付いてない。ご飯には味付けや栄養以外の食べるに関わるストーリーが多い方が美味しいし、みんなで楽しく食べれたらそれだけで暮らしが豊かになると思うんです。

そんなこんなで、土の環の再生を期して、お世話になった人とご飯を囲んでワイワイしたい!そんな思いが形になったのが「楽しくご飯を囲む会」です。

 

今回食べることは、屋根の補修で降ろした瓦を活かすことから始まりました。
瓦を組み合わせかまどの土台を作っていきます。バランスを取りながら重ねるだけ。
瓦の土台の上に粘土をこねて型に押し込み、かまどの釜口を作ります。
今回は伊勢エビの味噌汁とサザエの炊き込みご飯を仕込みました。
蓋を開けたときの出汁と磯の薫りが忘れられない
他にも畑で採れた野菜を中心にお惣菜を作りました。
マイ食器制に協力してもらい、お気に入りの食器に盛り付けてもらいました。
友人に協力してもらい、ご飯のあとは音楽あり、マッサージあり。
子供たちは庭に転がっていた廃材で何やらつくりはじめました。

天気にも恵まれ、あっという間に心地いい時間が過ぎていきました。参加してくれた方からも「ごはん美味しかったよ」「楽しかったよ」「からだが喜んでるよ」とうれしいお声が。

土の環として目指していたものが、少しカタチにできたような気がします。  改めまして、音楽と癒しと食で場を盛り上げてくれた皆様、食材提供をしてくれた皆様、調理をお手伝い頂いた皆様、来てくれたたくさんの皆様、本当にありがとうございました。

 

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